一昨日、
「2020年以降の生き残り方」というテーマで
フォーラム&意見交換会を行わせていただきました。
今年は、AI、クラウドファンディング、防災と色んな企画に携わってきた中で、考えてきたこと
また日本全国飛び回らせてもらった中で気づいたことをまとめる意味で、決めたテーマでした。
物の消費から物語の消費へという流れがますます加速する中で、
次なるステージは、
顧客に物語にどう参加してもらうかにかかっている。
というお話をささていただき、
顧客が参加しやすい物語のヒントとしてSDGsの話をさせていただきました。
そのあと、ゲストスピーカーとして、
テーブルクロスの城宝社長と、
おもいやりデザインの山本CEO
にお話をお聞きし、意見交換させていただきました。
12月にも関わらず、会場のオギャース梅田さんが、
https://ogyaas.jp/
いっぱいになるほど席が埋まり、非常に熱気あふれる催しとなりました。
ゲストは両社ともバリバリのテック企業なのですが、
フォーラムの最後に出てきた話は、
ビジョンの共有は大事なんだけど、
どこまで高い視座でビジョンを共有できるかは、結局のところ、
経営者の人間力
なんだという話に落ち着いたのが非常に面白かったです。
山より大きいイノシシは出ない、
というのはビジネスモデルが変化していっても簡単にはゆるがない原理なんだなぁと再確認しました。
ビジネスと社会貢献の両立についてや、ダイバーシティーと事業構築についても、
クロストークの良さで色んな角度から議論できて、
参加者の皆様にもかなり刺激的だったんじゃないかと思います。
さて、セミナーでは物語参加型マーケティングについてお話ししましたが、
このテーマは非常に深いので、これからも掘り下げていきたいと思っています。
特に飲食店については、今
大通りのナショナルチェーン(和民、吉野家、ガスト、、、などなど)
と
裏通の個人店
への二極化がどんどん進んでいます。
昔はその中間の4〜5店舗ぐらいの地域のミニチェーンみたいな形態が結構あったのですが、それが難しい時代になってきています。
これは結局、個人飲食店というのは、ナショナルチェーンと違って、店長、スタッフの人柄、ホスピタリティーを売ることで差別化してるので多店舗化が難しいんです。
スナックブームの裏返しみたいな話です。
スナックって店のつくりの出されるものも一緒ですけど商品はママさんとその空間そのものなので1店舗だけやるなら実は無限の可能性があるんですよね。
とはいえ、そういう店長、スタッフのキャラ頼みではなく、仕掛けとしてマーケティングしていくためにはどうしたらいいかという発想は常に必要で、
まさにお客様に、物語参加してもらわないといけない。
ライブスペースをもうけて、演奏してもらうようにしているところ
畑を買ってお客様も一緒に耕しにいく企画やるところ
その店をお客様の生活の一部、人生の一部にどう組み込んでもらえるか、というのがポイントになってきます。
大変だけどね。
もちろん、ナショナルチェーンなんかとは比べ物にならないぐらい上手い料理を飽きさせずにリーズナブルな価格で出し続ける、みたいな正攻法もあり得るけれども、それはそれで同じぐらい大変でしょう。
大切なことは、
飲食店というのはこうでなくちゃいけない、っていう常識にとらわれないこと。
どの業界もそうだけど、飲食店というのはめちゃくちゃベーシックな業態なので、そのマインドブロックを外すのが難しかったりします。
顧客にどう物語参加してもらうか、というのを念頭にアンテナを張ってみてください♫
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