新人育成について、主にプロフェッションを想定して留意点を書きましたが、
リーダー育成という面ではプロフェッションもそうでない仕事もあまり違いはないと考えています。
リーダー育成の点で難しいのは、
「部分最適の積み重ねは全体最適とは限らない」
というある種の非情な真理を素直に受け入れてもらえるか、という点にあります。
それぞれ自分に割り当てられた部分だけの最適だけを考えて仕事をしていればよかったところが
リーダーになることで、複数の部分を統合して全体として見なければいけなくなります。
そうすると、
今までは営業売上を考えていればよかったのが、
残業代を含めた労務管理も考えないといけない、
新人教育も力を入れなければいけないのに、新規営業先開拓も同時にしなければいけない。
あっちを、立てればこっちが立たず、
が連発します。
一つ一つを部分最適させていった結果、
全体最適にならない。
そのときに、最後まで全体最適を追求できるか
部分最適に引きずり込まれないか
その発想をいかに体得してもらえるかこそが
リーダー育成の肝なんです。
この踏ん張り力を身につけるのが胆力なんです。
もちろん時に非情な判断を受け入れてもらうためには普段の有情と友情が大事だったりしますが、それはまた別の機会に。
リーダー育成に悩んでる方は是非意識してみてください♬
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