平成29年も間も無く終わろうとしています。
今年もたくさんの学びがあった年でしたが、
僕の中で一番大きな学びは
『川の流れをなめるな』
ということでした。
色んな企業、団体の経営に内側や外側から関わらせていただいてる中で、改めて
その組織一つ一つが抱えている文化や伝統のもつパワーの大きさを感じる機会がたくさんありました。
コンサルタントという仕事は、どうしても他の企業でうまくいった事例や、教科書通りの理論を他のクライアントにも当てはめたくなってしまうんですが、
それではやっぱり上手くいかない。
その組織の文化にアジャストしないといけない。
もちろんアジャストするだけじゃなく文化自体を変えないといけないこともあるんだけど、
文化の変え方も、やっぱりその組織にアジャストした変え方でないと上手くいかない。
シムシティみたいに白紙の上に地図をかいて街をつくっていけると簡単なんだけど、現実には川があり、山がある。
昔、鎌倉時代、幕府は関東中の軍勢が有事の際に瞬時に鎌倉に集結できるように、鎌倉街道っていうのを整備したことがありました。
とにかく軍団の移動速度だけを考えて街道を整備した。真っ白な地図の上に線を引くように。
でもその鎌倉街道は見事なまでにほとんど使われていません。
人為的にひいた道路は時代の風雪に耐えられなかったんですね。
中東の方の紛争もまさにそれが原因ですよね。
企業経営も同じだと思います。
そこに人がいて、組織があり、マーケットがある。
川の流れがある。
それぞれの企業に流れる川の流れをせき止めないように、
そこにある川と山を個性として最大限活かした経営をできるようにするのがコンサルティングのあるべき姿だと思います。
国破れて山河ありとは、国破れても山河があればまた人は生き、国を興すことができるという意味でもあります。
長々と抽象的なことを書きましたが、
要するに、みんな来年も今年よりちょっとでも良い年にしましょう!という話です!?
皆様良いお年を♫
※リンク貼ってるアースダイバーシリーズは、僕たちの住む土地に息づく歴史の息吹を感じさせてくれる傑作シリーズです。
これからの土地の動きなんか考えるときに非常に参考になりますよ♫
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