AIとトルストイとネム

昨日の記事に関連して、

AIの発展で人間の仕事はほとんどなくなるのではないか、という質問がありました。

僕の勉強する限りでは向こう十数年はほとんどの仕事はなくならないと思いますが、

それでも長い目でみれば今あるかなりの職業は整理されると思います。

興味のある人はこの本をどうぞ。

人工知能が変える仕事の未来 人工知能が変える仕事の未来
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トルストイは、アンナ・カレーニナの冒頭で

「幸せな家庭は全て似たようなものだが、不幸な家庭の形は様々である」

と書きましたが、僕はそうは思いません。

現代社会においては、貧困、傷病、失業など、不幸の要素は少なくはないですが、ある程度定型化できます。

逆に価値観が多様化した現代においては、幸せの形は無限に広がっています。幸せとはこういうものですよと、誰も決めてくれません。自分の幸せの形は自分で探すしかないのです。

そして実はこれこそ私が、AIがどれだけ発達しても人間の仕事がなくなったりしないと考える理由の根本なのです。

AIはゴールが設定されてる中でそこへ辿り着く道筋を見つけてくる場面においては人間を凌駕する能力を発揮しますが、ゴールの設定までしてくれるわけではありません。

個人的にはAIのビジネス拡張は、さまざまな「不幸を減らすビジネス」の方面から広がっていくと考えています。

ビッグデータを利用して病気を早期発見するシステム開発が急速に進んでいるのは典型的な例でしょう。

アンナ・カレーニナ 1 (光文社古典新訳文庫) アンナ・カレーニナ 1 (光文社古典新訳文庫)
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ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
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つけたり

コインチェックは大丈夫なのかという質問もいくつかいただきました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00010000-binsider-sci

350億円ぐらいならコインチェックはかき集められるんじゃないかと予想しますが、こればっかりは他人の財布でわかりません。

オフラインでスタンディングしてないシステムで管理してたというのは普通あり得ないので、交換業の登録申請中だったということに絡んで金融庁への風当たりが強くなり、その反動として規制強化に傾きそうですね。

とはいえ、こういうときは軽挙妄動せず、事態を静観し、動ける準備だけしておきましょう

というなんの役にも立たないアドバイスしかできません。

お恥ずかしい限りです。

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