ビジネスモデルは育つもの

前回は自伝を読もうぜ、という話に終始しましたが、

『SHOE DOG』を読んでいて、若手の起業家が陥りやすい罠についての教訓があったので忘れないうちに書いておきます。

それは、

ビジネスモデルの構築は絶対に必要だが、それに縛られてはいけない

ということです。

たとえばフィルナイト氏は、

最高のランニング体験をたくさんの人に届ける、というミッションのために、

初めはオニツカタイガーの販売代理店として業績を伸ばしました。

もし、若き日のナイト氏が、

いきなり自前で最高のシューズを作って売ろうと試みたとしたら、

おそらく今のナイキ社はないでしょう。

孫正義氏率いるソフトバンク社はもともとPCソフトの卸売業社でした。

会社の成長段階の中でビジネスモデルはどんどん変わっていっていいし、

逆にいえば、

あなたが最終的に目指しているビジネスモデルが

今のあなた、あるいはあなたの会社の成長段階との関係で、最適なものではないかもしれない。

新規事業の開拓ではこの辺を意識することが非常に大事です。

まず業界の仕組みを理解するために

【たとえ業界に破壊的革命を起こす場合でもまず現状を知ることは何より大事】

業界を牽引する企業の代理店を一度やってみるというのは、かなり成功率の高い作戦です。

経営者の伝記を読むときには、ビジネスモデルの変遷とその理由についてもアンテナを張って読んでもらうと、色んな発見があると思います♫

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