今年はマーケティングの研究を頑張ろうということで、
新年早々、長崎県は佐世保のハウステンボスにある、
変なホテルに宿泊して視察してきました!
銀座にも出来て大盛り上がりのお馴染みロボットホテルの第1号がこのハウステンボスの変なホテル。
もともとコストカットのためにロボットを導入したらそれ自体が客寄せ効果をもってビックリしたという話がこの本には書かれてました。
変な経営論 澤田秀雄インタビュー (講談社現代新書) 変な経営論 澤田秀雄インタビュー (講談社現代新書)
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読んだときは、
またまたー澤田節だなー、絶対狙ってやったくせにー
と思っていましたが、
泊まってみて
本当にそうなんだろうな、という気がしました。
恐らく、
ロボットと人間の共生、近未来のホテル像を提示します
というコンセプトで最初から作ってたら、こうはなってないだろうなという点がいくつかありました。
〔たとえば、レストランとかいたって普通。部屋の中もチャーリーちゃんていう話しかけたら軽く答えてくれるロボットが置いてある以外は普通。もちろん綺麗ですが。
ホテルの入り口にR2-D2みたいなんがいて接待してくれると期待した人はがっかりするかもしれない。〕
言い方を変えれば、思った以上に変じゃない
普通のホテルでした。
でも、逆に、現時点での
ロボットを活用すれば、ここまで普通のホテルとしてやれるよ
という見本としては最適でした。
そこで気づきました。
このホテルのマーケティングの妙はそこにあるんだなと。
これがロボットによるホテルですということで、無理に背伸びして近未来ホテルチックにすると、
一種のアトラクションになってしまって、
初めは客が来るかもしれないけれど、すぐ飽きられる。
そうじゃなくて、
普通に合理的にロボット使いましたけど、何か?
という路線を維持することで、
リアルな意味で人間とロボットの近い未来を感じることができる。
今後もこのホテルは、進化し続けると思う。
あくまでも合理的な、普通のホテルとして。
普通に、合理的に、変わり続けるホテル。
それって当たり前のようで、出来てるホテルは滅多にない。
その意味で変なホテル。
いま、変なホテルってどんな感じで進化してるんやろ
って気になって数年に一度訪れたくなる。
そんな澤田マジックをみた変なホテルでした♫♫