日産、カルロス・ゴーン会長に「複数の重大な不正行為が認められた」 代表取締役の関与も | AbemaTIMES
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ここではあまり時事問題は書かないことにしているのですが、
ゴーン氏逮捕という突然の衝撃ニュースなので、色々考えたことの中で、1つだけ書こうと思います。
クロネコヤマトの宅急便を作った小倉昌男氏は、生前に、
リストラして会社を立て直すなんて誰でもできる、リストラせずに立て直すのが経営者の使命だよ、と言われていたそうです。
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小倉昌男氏は、三越との配達の契約を切り、会社存続のピンチに立ちながらも、独自のビジネスモデルを切り開いていった稀代の名経営者ですから、その言葉には重みがあります。
実際僕らのような中小企業経営者は、優先順位として
自分の手元に利益を回すことも大事ですが、
従業員を路頭に迷わせない、
というほうがもっと大事だと思ってる人間がほとんどです。
だからこそ、カルロス・ゴーン的なるものに対しての忌避感は拭えない。
もちろん、彼が日本にやってきて以来、御料車まで提供していた日産に容赦なく大ナタをふるいまくって数字上のV字回復を達成したこと、
そうやって多くの仲間をコストとしてカットしなければ、もっと大きな仲間を失うことを回避できなかったことも、完全に理解した上で
それでも拭えない、忌避感というのがあったというのが偽らざる気持ちです。
とはいえ、そんな愛憎半ばする彼に対して、
日産として、
あるいは日本社会として、
こういう形で退場願う以外にやり方はなかったのか
という想いもあります。
一方的賞賛が、一方的非難に手のひら返しされ、
高く上げた分まで、強く地面に叩きつけられる光景を
見せつけられ続けた平成の終わりだからこそ、
成熟したジャーナリズムと、過剰反応しないマーケットの姿を見せて欲しいなぁと願わずにはいられません。
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