経営戦略っていうと、経営学部とかあるぐらいなのですごく難しくて、学問的で、
まあ考えても仕方ないかっって思ってしまいそうなんですが、
実は、経営戦略っていうのは2つしかないんです!
1つは、外部戦略(いわゆるマーケティング戦略といわれるのはこれ)
もう1つは、組織戦略。
(ただし、組織戦略というと大きな組織以外は意味ないように聞こえるので
用語としてはミスリーディング。正確には内部戦略と言った方がよく、小規模事業や個人事業でも、時間管理の仕方やモチベーション維持などのいわゆる自己啓発的な内容がここに含まれます。)
本当はこの二つをつなぐものとして、営業戦略というのがあるんですが、
それはおいおい話します。
とりあえず、この2つを頭にいれてください。
今 回紹介する「経営戦略全史」という本は、マッキンゼーやらBCGやらの
ビッグコンサルカンパニーが、この100年、どんなコンセプトの経営戦略を打ち出し てきたかをコミカルかつわかりやすく紹介してくれる名著ですが、この本の中でも経営戦略は「外部戦略」と「組織戦略」の2つにわけて整理してくれています。
このブログでも、経営戦略を外部戦略(マーケット戦略)と組織戦略に分けて、書いていこうと思っています。
ただし、忘れてはいけないことは
組織戦略は、マーケット戦略に従う、ということ。
人間は見たいものしか見ない動物だから、どうしても、自分あるいは組織のことをまず
見てしまうもの。
でも、ビジネスにおいては、「答えは常にマーケットにある」と僕は思います。
マーケットとどう向き合っていくか、そのためにどんな組織が最適か、思考の道筋は
そうでなければならないと思います。
そしてこのことは、経営者がどうしても孤独になってしまう原因でもあります。
経営者だけが、組織のことを背負いながらマーケットと向き合い続けるプレッシャーに
耐え続けないといけないから。
僕は、このブログが、そんな孤独な経営者の励ましになればと思って書いてます。
そういうわけで次回からはマーケット戦略についてあれやこれやと書いていきたいと思います。